犬の老化の原因ー酸化と糖化ー

愛犬にはいつまでも若々しくいて欲しい。
犬を飼っている人なら誰もがそう思いますね。

もちろん、私もそんな飼い主の一人です。

老化をなるべく遅くするには糖化や酸化のなるべく少ない食餌を与えるというのも方法です。

老化の原因と言われる酸化と糖化についてまとめてみましたので、ご覧になってください。


酸化って?

酸化という言葉、耳にしたことはありますか?
酸化と言ってピンとこなくても、例えば釘が錆びる、りんごが変色すると言うと、なんとなくわかるでしょうか。

体内でおこる酸化は、防ぐことができません。
なぜなら、私たちは酸素を吸ってエネルギーを作り出しています。
酸素を利用すると活性酸素が発生しますが、活性酸素は細胞を傷つけ、働きを妨げます。

そして、その活性酸素は紫外線や大気汚染、放射能、医薬品、農薬、添加物などによって必要以上に増えることがわかっています。

細胞の酸化が起きると、老化はもちろん、白内障や糖尿病、がん、アレルギー、自己免疫疾患、肝臓病、腎臓病など様々な病気の引き金になります。

しかし、私たちの身体には、活性酸素の攻撃から守る仕組みも備わっています。
活性酸素の発生を抑えたり、発生した活性酸素の活性を低くしたり、活性酸素によって障害を受けた部分を修復して再生させたりしてくれるのです。
(細かいことはここでは割愛しますが、ハーブの講座でお話します)


糖化って?

糖化というのも最近では耳にする機会も増えたと思います。

糖化を簡単にいうと、ホットケーキの表面の茶色い部分です。

血液中に余分な糖分があると、体内のたんぱく質や脂質と結びついて変性させ、老化促進物質であるAGE(終末糖化産物)を作り出します。
ホットケーキに含まれる「砂糖」が、卵や牛乳などの「たんぱく質」と結びついて変性しているということです。

AGE(終末糖化産物)は強い毒性を持ち、老化を進める原因物質とされています。

AGEには2種類あります。
体内で作られるAGEと外から摂り込むAGEです。

体内で作られるAGEは、血中のブドウ糖が過剰になると、人間の体の細胞や組織を作っているタンパク質に糖が結びつき、体温で熱せられ「糖化」が起きAGE ができます。

外から摂り込むAGEは、特に加熱調理(揚げる、焼く、炒める)した動物性脂肪食品に多く含まれます。
なんと、清涼飲料水などに使われる人工甘味料は、ブドウ糖の10倍の速さで AGE を作ります。

糖化が体内で起きるとどうなるのか。
例えば腎臓。
腎臓は体内を巡って老廃物を含んだ血液をろ過して尿を作ります。
ろ過する膜はたんぱく質でできていますから、これが糖化してフィルター本来の働きを失ってしまうと腎機能が低下してしまいます。

さらに骨では骨粗鬆症、目ではドライアイや白内障、網膜症なども、糖化が引き起こしていると言われています。糖化は、アルツハイマー病との関連も指摘されています。
健常な高齢者の脳と比べて、アルツハイマー病患者の脳には約3倍のAGEが蓄積されていたという報告もあります。

糖化は「老化」と「病気」の大きな原因となってしまいます。


老化をなるべく遅くするには

ここまで読んでみて、お気づきになった方はいますか?

ドライフードって、糖化された食べ物であるということ。
ホットケーキに例えましたが、ドライフードに例えるとこうなります。

ドライフードに含まれる米などの「糖分」が、肉類や卵などの「たんぱく質」と結びついて変性しているのです。

ドライフードと糖化のことはこちらでも記事にしていますので、ご覧になってみてください。

さらに、ドライフードには酸化しやすいというデメリットもあります。

(種類にもよりますが)ドライフードが日常の主食になっていると、老化を促進していると言っても過言ではないかもしれませんね。

飼い主が楽できる食餌ではなく、愛犬のことを考えた食餌を与えることもアンチエイジングのひとつの方法ですね。

また抗酸化物を利用するというのも方法です。
抗酸化物といえば、ハーブですね。
愛犬にハーブを利用することは、抗酸化以外にもたくさんのメリットをもたらしてくれます。

酸化と糖化は相まって起こるとも言われているそうです。
そういったことから、抗酸化作用のあるハーブには抗糖化作用もあるのでは?という研究も行われているようです。
もしもハーブにそんな作用があるのであれば、ハーブを摂っている犬たちが元気な理由もうなずけますね。