愛犬が心臓病と診断されたとき、ホームケアでできること

わんちゃんの心臓病でよく耳にするのは僧帽弁閉鎖不全症ではないでしょうか。
実際に、心疾患のうち75~85%が僧帽弁閉鎖不全症と言われています。

老犬の小型犬に多く発生すると言われていますが、若いうちに発症するわんちゃんもいます。
病気が進行すると、肺水腫や呼吸困難が起こり、咳がでたり運動時に座り込んだり、倒れたりという症状も見られます。

基本的に治る病気ではない僧帽弁閉鎖不全症と診断されたら、できるだけ症状を抑えてQOL(生活の質)を改善してあげることも大切です。
心臓病の健康には食餌でのケアは必須ですが、そこにハーブもプラスしてみましょう。

心臓のハーブ療法

心疾患に対するハーブは循環器や肺の機能を高めるために用います。
どんな症状でも、まず利用したいのは「心臓を守るハーブ」と呼ばれているホーソンです。
肺水腫には利尿作用の高いハーブもプラスすることをおすすめします。

それぞれのハーブの特徴を見ていきましょう。

ホーソン

ホーソンの花や葉、果実は欧米やアジアの伝統的な植物療法で古くから動悸、息切れ、心臓の痛みなど心臓をとりまくさまざまな症状に用いられてきました。
ホーソンは心臓のポンプの働きを強化し、心臓に出入りする血液量を増加させたり、血管そのものを健やかに保つ働きがあります。

即効性はありませんが、安全性が高く長期に渡って穏やかに作用しますので、犬にも安心して使えます。

学名:Crataegus monogyna  和名:西洋サンザシ
科名:バラ科  使用部位:葉、花、果実

ダンディライオン

肺水腫がある場合には、利尿作用の高いダンディライオンのリーフ(葉)をおすすめします。
ダンディライオンリーフはカリウムを豊富に含み、体内の余分な水分を排泄する一方、心臓の健康を保つために必要なカリウムを同時に摂取できます。

学名:Taraxacum officinale  和名:西洋タンポポ
科名:キク科  使用部位:根、葉
禁忌:胆道閉鎖、胆嚢炎、腸閉塞

シニア犬にもホーソンを

ホーソンは心臓病ではない犬にも役立ちます。
シニア犬で循環器の機能が弱ってきたときには、日常的にホーソンを追加してあげてもよいでしょう。

イチョウやヤロウと組み合わせると毛細血管の強化になりますし、ガーリックと組み合わせると抗酸化作用と免疫力の強化にとなります。

ただし、ブレンドして使う場合は獣医師やハーブの専門家に相談してくださいね。