犬の健康維持のためのハーブの利用方法

ハーブの匂いを嗅ぐ犬

犬の健康を維持するためにハーブを利用してみたい、そんな風に思っている飼い主さんのためにハーブを使っての健康維持についてご紹介します。

ハーブには色々な役割がありますが、健康維持のために使うハーブはメディカルハーブと呼ばれます。
実は、病院で処方される薬のうち、40~50%はルーツがハーブというのをご存知でしたか?

ハーブにはとても多くの成分が少しずつ含まれていますが、医薬品はその中の単一の成分を取り出して作られたものです。

ハーブは多くの成分を含むことで、バランスよく全身に作用し、適切に使えば副作用もなく、健康維持に役立ちます。


ハーブは丸ごと使うことが基本

ホールプラントという言葉を聞いたことはありますか?

植物の部位を丸ごと使うということです。
花なら花、根なら根、葉なら葉といったように、これらの部位を丸ごと使うことによって、それらに含まれる何百という天然の化学成分の相乗効果を得ることができるのです。

メディカルハーブと呼ばれる所以はその相乗効果にあるんです。


犬にもハーブは利用できるの?

もちろんです!

人間がハーブを使うようになったのは、動物の影響とも言われています。
動物が普段は食べない特定の植物を食べるのを目にして、学んだという説もあります。

ほとんどのハーブは人間と同じ目的で犬に使用することができます。
ただし、動物によっては危険なものもありますので、専門家などに相談されることをおすすめします。


健康維持のために

普段、とくにこれといって悪いところがなくても、デトックスであったり栄養補給のためであったり、関節や皮膚のサポートのため、免疫力アップのためにとハーブは様々な分野で役に立つことでしょう。


病気治療のサポートに

もしも、愛犬が病気を患っていたとしても、ハーブが身体の負担を少なくしてくれる可能性もあります。

例えば、腎臓病を患っている場合、血圧を下げたり、尿量を増やすといったサポートをハーブが担ってくれることもあります。
心臓病を抱えている場合、血流を改善してくれるようなハーブもあります。
歯周病には原因菌に対して殺菌や抗菌、抗炎症作用を発揮してくれるハーブもあります。
(ハーブは病気を治すものではなく、あくまでもサポートしてくれると考えてください)

また、病気ではありませんが、ストレスを緩和する研究が犬において行われています。
トリミングの際の嫌悪刺激としてドライヤーを最大風量で犬にあて続けるという実験では、ハーブを使用した犬は唾液中のコルチゾール濃度(生理的ストレス指標)が、ハーブを使用していない犬と比べて少ないという結果もああります。

こういったことから、例えば愛犬をトリミングに連れて行くときに、ストレス緩和のためにハーブを利用するということもできるのです。


犬にハーブを利用する場合

健康維持のためであれば、ブレンドしたハーブを粉末にしてごはんと一緒に食べるという利用法があります。
この場合、ハーブを文字通り、丸ごと摂取できます。

また、水溶性の成分の利用だけであれば、ハーブティーとして利用できます。
ただし、わんちゃんによってやハーブの種類によっては飲んでくれないわんちゃんもいますので、ごはんにティーをかけてあげるというような方法でもよいでしょう。

ハーブチンキそして、確実にハーブの有効成分を利用したいという場合は、ハーブチンキをおススメします。

ペット用として販売されているものを利用してもよいですし、人間用として販売されているものを利用することもできます。

この場合、犬の体重に対して換算した必要量を与えることになりますが、単純に体重で計算するのではなく、犬に必要な量を考慮する必要があります。
(詳細は講座でお話しています)


ハーブの科学的根拠による等級

ハーブやサプリメントの有益性を科学的に評価している「ナチュラルスタンダードによる有効性評価 ハーブ&サプリメント」という書籍があります。
この書籍にはA(使用効果を裏付ける強力な科学的根拠がある)ものからF(強力な否定的な科学的根拠がある)というものまで、ハーブやサプリメントについてランク付けがあります。

こういった科学的根拠により、ハーブの有用性は確立されているのです。


さいごに

犬の健康維持の一番手はもちろん食餌です。
そこにプラスアルファとして用いるのにハーブは安心して与えられるもののひとつです。

合成のサプリメントなどを利用するよりも身体に優しく、心までケアできるものもあります。
大きな不調がなくても、ハーブを使うことによって、あれ?そういえば最近小さな不調もないかも?と変われるかもしれませんよ。