愛犬が突然フードを食べなくなって困った経験がある飼い主さんいますよね。
私も経験者の1人です。
でもそれは、愛犬のわがままではなく、愛犬があなたに教えてくれているのです。
「あなたの与えているドッグフードは本当に安全ですか?」でも書いていますが、市販の加熱されたドッグフードには体に悪影響のある成分も多く含まれています。
あなたの愛犬は、本能から、もうこれ以上このごはんは食べたくないと訴えているとしたらどうしますか?
実際にアメリカでは犬が拒否したフードを無理に食べさせて亡くなってしまった例もあります。
もしも愛犬がフードを食べなくなったら、愛犬からのメッセージに耳を傾けてみましょう。思い切って手作りごはんに変えるチャンスですよ。
ドッグフードから手作り食への切り替えについて、どんな注意が必要かお話していきます。
長年フードを食べていた場合
犬の主な栄養源はタンパク質です。
毎日のごはんでの動物性のタンパク質を摂ることが重要になります。
犬の胃酸は強酸と言われています。
そのため、生の肉を食べても問題はないのですが、穀類中心のフードを食べていた犬では胃酸のpHが高くなってしまっていることがあります。
そうなると、いきなり生の肉を食べるとうまく消化できずに下痢や嘔吐の原因になる可能性も高いです。
ドッグフードから手作り食へ切り替える場合には手順を踏んで切り替えると、大きなトラブルになることは少ないはずです。
加熱食を与えてみる
ドッグフードからの切り替えのひとつとして、加熱食を与えてみましょう。
生肉に付着している細菌などは加熱することで死滅しますが、犬に必要な栄養素も加熱することで失われます。
加熱食はあくまでも切り替えのための手順と考えた方が良いでしょう。
ただし、特定の病気を持っていて、生食が難しい場合は加熱食が必要になることもあります。
生肉への移行
最初は完全な加熱でも構いませんが、1週間毎ぐらいに、徐々に生の状態に近くしてみましょう。
ウェルダン→ミディアム→レア、といったように。
野菜もほぼ生で食べられます。
緑黄色野菜は体に良い栄養をたくさん含んでいますよ。
じゃがいもや豆類などはあまりおすすめしません。
生肉への移行がトラブルなくできたら、「愛犬の健康を守る手作りごはんに必要な食材とは」も参考にしてみてください。