犬の歯磨きにおもちゃやガムは効果があるの?

愛犬の歯磨きにおもちゃやガムを使っている方は多いですね。
歯周病予防に必要なのは原因となる菌を取り除くことです。

残念ながら、おもちゃやガムでは十分な予防はできません。

それはなぜなのか、お話していきます。

歯周病の原因

歯周病の原因は歯周病菌です。犬 歯磨き 歯周病予防
歯周病は歯周病菌による感染症です。
お口の中には300~400種類もの細菌が棲んでいると言われていますが、その中に、歯周病を引き起こす特異な菌がいるんですね。

それらの菌が歯と歯茎の境目にたまって増殖すると、歯茎の炎症を引き起こしたり、歯周ポケットを形成したり、歯を支えている骨を溶かすことに繋がっていきます。

キッチンの三角コーナーを使ったことはありますか?

最近は、キッチンのシンクの中に三角コーナーを置かないご家庭もでてきていますが、子供の頃などにその存在を見たことがあると思います。
主婦のみなさま、あの三角コーナーをお掃除したことはありますか?

三角コーナーにはヌルヌルした汚れがついていませんでしたか?
実はあのヌルヌルは細菌の塊なんです。
バイオフィルムと呼ばれるものですね。

では、そのヌルヌルをお掃除するのに何を使っていたでしょう。

細かい網目の中をお掃除するのってとっても大変ですよね。

三角コーナーのヌルヌルは歯に付着する歯垢(プラーク)と一緒です

歯の周りにつく歯垢(プラーク)も三角コーナーのヌルヌルも正体は同じ細菌なんです。

では、ここでもう1度お聞きします。
三角コーナーのヌルヌルは何でとりますか?

おそらく、タワシだったり、使い古しの歯ブラシなんかではないでしょうか?
その昔、お母さんが必死にゴシゴシしていませんでしたか?(笑)

ここまで来たら答えが見えてきますね。
三角コーナーを、例えば、犬用のガムでこすってみてください。
あるいは、歯磨き用のおもちゃでこすってみてください。
平らな面や広い面はある程度汚れも落ちると思います。
でも、それらで細かい網目の汚れはとれるでしょうか?
なかなか難しいですよね。

犬の歯周病予防には歯ブラシが大切

犬も人も一緒です。
歯磨きのポイントは、歯と歯茎の境目にたまる細菌をやっつけることです。
そのためには、歯ブラシで歯と歯茎の境目を優しく磨く必要があります。

歯石になる前の歯垢やプラーク、バイオフィルムと呼ばれるものはやわらかいので、歯ブラシで簡単に除去できます。力も必要ありません。

歯石になってしまうと歯ブラシでは取り除くことは不可能ですから、飼い主さんと同じように、愛犬も毎日の歯磨きを習慣にしてあげましょう。