寒い季節、シニアの犬たちにとって冷えが気になるところです。
お腹や内臓の冷えは免疫機能の低下にも繋がります。
そこで、ハーブを使って身体を温めてみませんか?
冬の寒さ対策にいくつかご紹介します。
身体の外から温める
冷えて血行の悪いところなどにハーブを使った温湿布をしてみましょう。
温湿布のやり方は、洗面器などに沸騰したお湯をいれ、そこにお好きなハーブをお茶パックなどにいれてハーブティーを作ります。
タオルを浸して搾り、わんちゃんの背中や腰などにタオルを当ててください。
飼い主さんもアイマスクや首筋に当てると気持ち良いですよ。
タオルが冷えてきたら、またハーブティーに浸して温めてくださいね。
使うハーブはわんちゃんの好きな香りを選んであげるというのもリラックス効果も高まります。
犬の好きな香り、それは人それぞれというか犬それぞれというか・・・
わんちゃんにも好きな香りってあるんですよ。
お手元にハーブがある場合は、わんちゃんに匂いを嗅がせてみてください。
好きな香りにの場合、反応が違います。
グイグイ嗅いできますよ。
おすすめはジャーマンカモミールです。
おそらくわんちゃんはみんなこの香りが大好きではないでしょうか?
甘い香りは心身をリラックスさせ、さらに消炎作用や鎮痛作用もあります。
皮膚炎のある場合にもおすすめです。
ローズマリーには血行促進作用があり、循環不良や関節炎にもおすすめです。
ローズマリーは皮膚刺激を感じる場合もありますので、ラベンダーなどとブレンドすると緩和できます。
ラベンダーにも鎮静作用がありますので、リラックスして温湿布を受けることができますよ。
身体の中から温める
身体の中から温める場合には、ハーブティーとして与えたり、食餌と一緒にハーブパウダーを使うという方法があります。
食餌と一緒にパウダーとして摂る場合には冬の時期には
何と言ってもジンジャーがおすすめです。
ジンジャー、そう生姜です。
生姜もれっきとしたハーブなんですよ。
生姜は身体を温めて末梢血管の血行不良を改善するハーブとして
有名です。
生姜のからだを温める働きは言わずもがな、みなさんご存知だと思います。
心配なのは、
犬にも生姜って使えるの?
ということではないでしょうか。
もちろん、少量であれば犬にも生姜は大いに役立ちます!
生のままでは辛いですから、ドライジンジャーをパウダーにすることをおすすめします。
量はほんの少量で。
小型犬なら、マドラースプーン1杯程度でよいと思います。
また、生姜湯を作って飲ませてあげるというのもありです。
砂糖を使わずに、生はちみつを利用してあげるとよいですよ。
ただし、生姜には血液凝固を阻止する働きや血糖を降下させる働きもありますので、心臓病や糖尿病、血液凝固などの治療を受けている場合は獣医さんに相談してみてください。
まとめ
ハーブは内用でも外用でも上手に使いこなせば、飼い主さんも愛犬も一緒に楽しめるアイテムです。
今回の冷え対策は犬だけではなく、もちろん冷え性の飼い主さんにもお試ししていただけます。
まだまだ寒い日が続きますので、この冬はぜひ愛犬と一緒にハーバルライフを楽しんでみませんか?