目次
あなたはどのぐらいの割合で愛犬の歯磨きをしていますか?
愛犬の歯周病が気になる飼い主さんは多いですよね。では、どれぐらいの割合で歯磨きをしていますか?
毎日?2日に1回?それとも3日に1回?
どれぐらいのペースで歯磨きをすればよいのでしょうか?
歯周病予防で大切なことは?
人の場合、定期的なメンテナンスと毎日の歯磨きが重要になります。毎日の歯磨きと言っても、適当に磨いていたのでは効果はあがりません。
歯科医や歯科衛生士の元できちんとした磨き方を指導してもらった上での歯磨きです。
歯に付着した歯垢(プラークやバイオフィルムとも呼ばれます)が歯石に変わるまではおよそ48時間と言われています。
歯磨きをしなかったり、磨き残しになってしまたところは約2日ぐらいで唾液の成分により石灰化されていきます。
犬の場合、歯石除去には全身麻酔が必要になることが多いですから、できれば歯石はためたくないですよね。
そのためにも歯磨きは必須です。
歯周病予防のための歯磨きとは
1日1回丁寧に時間をかけて磨きましょうという指導を歯科医院で受けたことはありますか?歯の周りに付着した細菌が歯周病を引き起こす菌に成熟するまでには時間が必要です。
そのため、人の場合1日1回しっかりと歯と歯肉の境目、歯と歯の間の歯垢を除去する必要があります。
1日1回きちんと磨けていれば歯周病はかなり予防できます。
犬の歯磨きは3日に1回?
では犬の場合はどうでしょう?犬の口腔内のpHはアルカリ性と言われています。
そのため歯石が付きやすく、虫歯よりも歯周病になりやすいと言われます。
犬の歯磨きでよく目にするのは、歯石になる前に最低でも3日に1回は歯磨きをしましょう、というものです。
本当に3日に1回で大丈夫?
歯周病になりやすいのであれば、人は1日1回だけど犬の場合、もっと磨いた方が良いのではないでしょうか?
できるだけ歯周病を予防したいとお考えの飼い主さん、最低でも1日1回、磨く余裕のある飼い主さんは1日2回磨いてあげてもよいのかもしれませんね。
いきなり歯ブラシを使ってもうまくはいきません
犬の場合、人と違って歯を磨くという概念がありません。ですから、今まで一度も歯磨きをしたことがないのに、いきなり歯ブラシを使って磨いても、そりゃあうまくはいきません。
歯磨きをする前に時間をかけて、歯磨きの姿勢に慣れる、口を触られても大丈夫、歯を触られても大丈夫・・・などさまざまなことに慣れていく必要があります。
それから初めて歯ブラシを使って歯を磨くという行為ができるようになります。
歯磨きがうまくできない飼い主さん、まずは愛犬との信頼関係を築くことから始めましょう。
信頼関係があれば、どこを触られても、歯磨きをされても磨けないほどの抵抗はなくなりますよ。